がんワクチンの未来を切り開こうと努力しているBSL-48珠光会クリニックの免疫細胞療法によるがん治療をご紹介します。
BSL-48珠光会クリニックは、免疫療法を積極的に取り入れているクリニックです。NK細胞療法・LAK療法、ガンマ・デルタT細胞療法など、患者自身の免疫を高めてがんと闘う治療法を実施しています。
NK細胞は常に体内の見回りをおこなっており、腫瘍細胞など異常な細胞を発見すると即座に攻撃を行ってくれる細胞です。
がん細胞の抗原(目印)を必要としない自然免疫であるからこそ即時攻撃が可能なのです。しかし、細胞自体の寿命が短いため、細胞の増殖させがん細胞と接触する機会増やす必要があります。
BSL-48珠光会クリニックでは患者さんから採血した30mlの血液からNK細胞を取り出し、培養・活性化を行います。培養されたNK細胞は30分ほどの点滴による静脈内投与を2週間ごとに行い、体内にもどしていきます。親和性が高く副作用の危険性が低い治療法で、がんワクチン、抗がん剤治療との併用でQOLの改善、抗腫瘍効果などが期待できます。
LAK療法は1980年代、アメリカのローゼンバーグ博士が開発した治療法です。
はじめに患者さんから20mlの血液を採血し、そこからリンパ球だけ分離させます。分離したリンパ球をIL-21と固層化した抗CD3抗体を使用して2週間培養するとLAK細胞が増殖。このLAK細胞にはがん細胞への攻撃や患者さんの免疫能力を向上させる効果があります。このLAK細胞を患者さんの体内に戻し、がん細胞に対抗する療法です。
ガンマ・デルタT細胞は末梢血中に数%しか存在しない希少な細胞です。
このガンマ・デルタ細胞は他の免疫細胞とは異なる作用機序をもつリンパ球で、これを体外で増殖させて体内にもどす治療のことをガンマ・デルタT細胞療法とよびます。
※この免疫療法では、ガンマ・デルタT細胞の増殖させる試薬の感受性に個人差があるので、治療前に試験培養が必要となり、患者さんによっては治療適応外となる場合もあります。
掲載している治療法は保険適用外の自由診療が含まれており、自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なるため、不安な点は、各クリニックの医師に直接確認・相談したうえで治療を検討することをおすすめします。