患者さん自身の免疫力を活かしてがん細胞を攻撃する樹状細胞ワクチン療法を受けられる江戸川病院。がん治療の特徴、クリニック所在地、診療時間などの基本情報をご紹介します。
昭和7年の開院から、地域住民の健康を守り続けてきた江戸川病院。長年の経験に驕らず、世界レベルの新しい医療機器を導入するように心がけています。
がん免疫治療センターを特別セクションとしてつくり、よりがん治療に専念してくれます。
樹状細胞ワクチン療法は、正常な細胞を傷つけることなくがん細胞のみを攻撃します。患者さん自身の免疫力を活かした治療法なので副作用の心配が少ないのも魅力のひとつ。手術、抗がん剤、放射線による治療などのがん三大療法と組み合わせることで相乗効果が期待されています。
樹状細胞は免疫細胞のひとつで、がん細胞を捕食するとリンパ球にがんの目印(がん抗原)を教え、同じ目印をもつ細胞を攻撃するように指示します。樹状細胞ワクチン療法では、その樹状細胞のもとになる細胞を患者さんの血液から取り出し、体外で大量の樹状細胞を作製し、その細胞たちにがんの目印与えてから体内へと戻す流れです。
樹状細胞ワクチン療法には3つの特徴があります。
がん細胞だけを狙って攻撃する樹状細胞ワクチン療法のワクチンは、患者さんの細胞をもとに作られます。ゆえに副作用が少ないのが特徴です。
がんの目印を覚えたリンパ球は全身をめぐってどこまでもがん細胞を攻撃します。そのため、転移しているがんに対しても攻撃が可能です。
がんの目印を覚えたリンパ球の一部は体内に残りがん細胞に再会する度に攻撃を仕掛けます。そのため、再発予防の効果が期待できます。
樹状細胞ワクチンには人工的なものと患者さん自身の組織を使うものの2種類あります。患者さんの状態に合わせて、ワクチンの種類を変えてくれますよ。
樹状細胞に覚えさせるがんの目印として、ほぼすべてのがんに対応できる「WT1ペプチド」などの人工的に作られたがんの目印(人工抗原)を使用した治療法です。人工抗原を用いることでがん組織がなくても治療が可能となっています。ただし、人工抗原は白血球の型(HLA)適合の条件が必要となる場合があります。
患者さん自身のがん組織を使用して、オーダーメイドの治療を行うのが自己がん組織樹状細胞ワクチン療法です。がん組織は手術など取りだしたものを使います。
掲載している治療法は保険適用外の自由診療が含まれており、自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なるため、不安な点は、各クリニックの医師に直接確認・相談したうえで治療を検討することをおすすめします。