外来通院でがんの緩和診療をメインとしているクリニックである銀座並木通りクリニック。がん治療の特徴やクリニックの雰囲気、基本情報をまとめています。
自家がんワクチンは、患者さんから摘出したがん細胞と免疫刺激剤を合わせて注射する治療法です。
がんは同じ種類のがんでも個人差があります。そのため、がん治療ではがん患者自身にぴったりあったワクチンでないといけません。
自家がんワクチンは、患者さん自身のがん組織を使った専用の手作りワクチンです。面倒な細胞培養は必要なく、他と比べて短時間に製造でき安価なのが特徴となります。
自家がんワクチンに使われる原料は、手術で取り出された病理診断用のホルマリン漬けにしたがん組織です。生のがん組織、がん細胞は必要ありません。
自家がんワクチンは患者さんの体内で免疫細胞が活性化され、活発にがん細胞を退治します。手術で取り残した微細ながん細胞などを免疫細胞が退治してくれるので、がんの再発や転移を予防することができます。
がん抗原(がんの目印)には、たくさん種類があり、同じがんであっても発現の仕方に個人差があります。1つのがんの塊の中でさえ違いがあり、すべてのがん抗原をカバーするのは困難です。
しかし、患者さんのがんそのものを利用すれば、がんの塊に発現しているがん抗原すべてにマーカーを付けることが可能です。
患者さんのがん組織をまるごと異常目印として体内の免疫細胞を活性化させるのが自家がんワクチン療法なのです。
銀座並木通りクリニックに通う患者さんの多くは、治療方針をどうしたらいいか分からなかったり、途方に暮れて治療法を探し回っている、いわゆる「がん難民」と呼ばれる方々が多いそうです。
がんの完治困難という厳しい状況の中、銀座並木通りクリニックはその羅針盤、心の拠り所としての機能をはたしたいとい想いでクリニックの運営をしています。
それは「神の手」などと呼ばれる派手な世界観ではなく、もっと患者さんに寄り添った地道な積み重ねを重視したがん治療です。「人を診る」ということを基本姿勢としてくれています。
院内はゆとりと安らぎをコンセプトとしており、待合室ではやさしいBGMの流れる喫茶店をイメージして作られており、白を基調とした落ち着いた空間です。
待ち時間を極力少なくするため予約優先としていますが、当日予約、予約なしでも診療を受けることができます。
点滴ルームでの抗がん剤治療も、患者さんがリラックスして過ごせるように配慮。個室でリクライニングシートが用意されており、点滴中でも眠ってしまう方もいるほどだそうです。
また、セカンドオピニオンや家族のみ別に相談というときの為の相談室も用意されており、患者さんの気持ちに重きをおいた内装となっています。
掲載している治療法は保険適用外の自由診療が含まれており、自由診療は全額自己負担となります。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なるため、不安な点は、各クリニックの医師に直接確認・相談したうえで治療を検討することをおすすめします。