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キイトルーダ

キイトルーダとは

キイトルーダは、一般名がペンブロリズマブという免疫チェックポイント阻害剤のひとつです。いち早く開発されたオプジーボと同様に、T細胞の表面にある免疫チェック因子・PD-1を阻害することで、T細胞の免疫機能を活性化させる作用があるとされています。

ほかの薬との違い

2019年現在、キイトルーダで治療薬として承認されているのは、悪性黒色腫(メラノーマ)、切除不能な非小細胞肺がん、難治性の古典的ホジキンリンパ腫など5種類となっています。同じ仕組みで作用するオプジーボと比較すると、日本では先発で承認されたオプジーボの方が、治療に適していると承認されているがんの種類が多く、悪性胸膜中皮腫、腎細胞がん、頭頚部がん、胃がんを含む7種類となります。この二つの薬剤について効果の違いはそれほどないと言われていますが、切除不能な非小細胞肺がんに対して、単体で投与した場合の臨床研究では、オプジーボよりもキイトルーダの方が治療効果は高いという結果が得られています。

使用方法には大きな違いがあります。キイトルーダは、がん細胞側のPD-L1の発現率が高い場合にのみ投与。そのためオプジーボと違って、抗がん剤より先に使用できる第1選択薬となっているのです。ただし、がん細胞側のPD-L1発現が50%を越えない場合は使用できないため、利用者は少ないのが現実です。

キイトルーダが用いられる目的

免疫チェックポイント阻害剤という存在そのものが、新しいタイプの抗がん剤として治療の選択肢を広げたという意義があり、同じ抗PD-1抗体のオプジーボと並んで評価されています。

キイトルーダの治療は、3週間間隔で1回200mlを点滴する方法で行われるため、治療頻度が少なく生活への負担が少ないのが嬉しいポイントです。

キイトルーダの治療効果

キイトルーダは、2019年現在で悪性黒色腫(メラノーマ)、切除不能な非小細胞肺がん、再発または難治性のホジキンリンパ腫、根治切除不能な尿路上皮がん、高頻度マイクロサテライト不安定性を有する固形がんの5種類に対して承認されています。

また、PD-1阻害剤とCTLA-4阻害剤を併用することで、より高い治療効果を得る治療法も行われており、イピリムマブなどの抗CTLA-4抗体の薬剤と共に投与する薬剤として、キイトルーダが選択されています。

キイトルーダの副作用と対処法

間質性肺炎やなどの呼吸器、下痢や大腸炎などの消化器、口内炎や紅斑、水膨れなどの皮膚疾患、ギランバレー症候群などの神経障害といった、広範囲にわたる症状が現れることがあります。最も注意すべきは、肺疾患と消化器疾患なので、何らかの症状が現れたらすぐに受診するように心がけましょう。

他にも甲状腺・下垂体・副腎・肝・眼への影響などに影響がでる可能性もあるので、定期的に検診を行いましょう