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サイトカイン療法

サイトカイン療法は、免疫細胞が作り出すたんぱく質の一種「サイトカイン」を利用して免疫機能を活性化させ、ウイルス性肝炎やがんを抑制する治療法です。主に、インターフェロンやインターロイキンを投与する方法となります。

このページでは、主なサイトカイン療法の種類や特徴、効果、副作用についてまとめて解説しています。

インターフェロンアルファ

B型やC型のウイルス肝炎治療に用いられることが多いことから、インターフェロンというと肝炎治療というイメージを持たれている方が多いかもしれません。実は、がんの治療においても広く用いられている治療法です。

インターフェロン治療で投与される薬の種類はいくつかありますが、インターフェロンアルファは主にスミフェロンという商品名で、腎臓がん、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病といった種類のがんの治療に用いられています。

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インターロイキン2

インターロイキンは、白血球から分泌されるたんぱく質のひとつ。特定された順に番号がつけられており、現在は30種類以上が確認されています。それぞれ働きが異なっており、特にインターロイキン2は、リンパ球やマクロファージなどの免疫細胞と結び付いて活性化し、がん細胞を攻撃する力を高めると言われています。そのため、イムネースやセロイスという商品名でインターロイキン2を用いた抗がん薬が開発されているのです。

イムネースは主に、腎臓がんや血管肉腫などに効果があると確認され、治療に用いられています。

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インターフェロンガンマ

体内にウイルスや異物が侵入し、リンパ球などの免疫系細胞を刺激すると、それに応じてリンパ球であるヘルパーT細胞からインターフェロンガンマというたんぱく質の一種が分泌されます。このたんぱく質は、T細胞やマクロファージ、NK細胞などの免疫機能を担う細胞たちを活性化。この特性を活かして、インターフェロンガンマを薬剤として投与することで、免疫機能を高めることができます。

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サイトカイン療法の副作用

インターフェロンやインターロイキンを投与することによって起こる副作用は、発熱や悪寒、全身倦怠感などのインフルエンザに似た症状です。ほかに、白血球の減少や、間質性肺炎、急性腎不全など重大な副作用が現れる恐れもありますし、うつ状態などの精神的な症状が起こるケースもあります。体調の変化や気分の変化などに注意し、慎重に治療を進めなければなりません。