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インターフェロンガンマ

インターフェロンガンマとは

体内にウイルスや異物が侵入し、リンパ球などの免疫系細胞を刺激すると、それに応じてリンパ球のうちのヘルパーT細胞からインターフェロンガンマというたんぱく質の一種が分泌されます。このたんぱく質は、T細胞やマクロファージ、NK細胞などの免疫機能を担う細胞たちを活性化させるため、インターフェロンガンマを薬剤として投与することで、免疫機能を高めることができるのです。

ほかの治療法との違い

インターフェロンガンマ製剤は、リンパ球のT細胞やNK細胞のほか、マクロファージなどを刺激して活性化させ、自らの免疫を強化する治療法です。

また、インターフェロンガンマと同じくリンパ球から産生され、免疫細胞を活性化させる「インターフェロンアルファ」「インターフェロンベータ」の効果を増強する作用も持ち合わせます。そのため、間接的な増殖抑制作用も期待できるのです。

特に、腎がんや菌状息肉症などの治療に用いられることが多いようです。

インターフェロンガンマが用いられる目的

インターフェロンガンマ製剤は、イムノマックス‐γという商品名で販売されているものなどがあります。腎がんや菌状息肉症、慢性肉芽腫症、セザリー症候群の治療などで、症状の緩和や治癒、延命などの目的で使用されます。

インターフェロンガンマの治療効果

イムノマックス‐γは、腎がんに効果があるとされていますが、そのほかにも慢性肉芽腫症の重感染症の頻度を軽減させたり、危篤度の軽減させたりする効果も確認されています。ただし、菌状息肉症とセザリー症候群の内臓疾患がある症例に対しては、イムノマックス‐γの有効性と安全性が確立されていません。

インターフェロンガンマの副作用と対処法

インターフェロンガンマ製剤の投与に関して、腎がんへの治療においては90%、菌状息肉症、セザリー症候群についてはほぼ100%で何らかの副作用が認められています。主なものは以下のような症状です。

  • 発熱
  • 悪寒・戦慄
  • 全身倦怠感
  • 食欲不振・悪心

発熱や全身の倦怠感というインフルエンザに似た症状が現れるのが特徴で、このほかに白血球の減少などがみられるケースも。重大な副作用として、間質性肺炎や急性腎不全、心不全、糖尿病などを発症することもありますし、重篤なうつ状態になる場合もあります。

何らかの体調の変化、気持ちの落ち込みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しなければなりません。