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がん患者の「知りたい」がわかる本

がんと断を受けて治療を始めると、食事・仕事・治療費・治療期間など、さまざまな疑問が浮かび上がってきます。このページではがん患者から寄せられた、生活上の悩みや疑問をまとめている書籍について紹介しています。ここでは疑問と回答を要約しているので、ぜひ参考にしてください。

『がん患者の「知りたい」がわかる本』とは

株式会社じほう『がん患者の「知りたい」がわかる本』のキャプチャ

画像引用元:株式会社じほう(http://www.jiho.co.jp/shop/list/detail/tabid/272/pdid/48247/Default.aspx)
発行 株式会社じほう
監修
  • 青儀 健二郎
    国立病院機構四国がんセンター 乳腺・内分泌外科/同臨床研究センター 臨床研究推進部長
  • 飯野京子
    国立看護大学校 成人看護学教授
編著
  • 阿南 節子
    1973年 近畿大学薬学部卒業
    同志社女子大学 薬学部医療薬学科 特別任用教授
  • 櫻井 美由紀
    三田市民病院 薬剤科
  • 岩本 寿美代
    がん研究会有明病院 看護部

治療に関するギモン

抗がん剤の副作用はどのくらい強い?

抗がん剤の副作用は強いほど効果があるのでしょうか?自分自身では気付かないうちに起きていることはありますか?

副作用の強さは効果と紐づかない

抗がん剤はがん細胞に働きかけますが、脱毛や嘔吐などさまざまな副作用が発生します。ですが、これら抗がん剤が持つ副作用の強さと効果とは紐づきません。そのため、吐き気が無いから抗がん剤が効いていないともいえないのです。

抗がん剤を使った治療では、数種類を組み合わせて治療する場合があり、効き方の違う抗がん剤を組み合わせることで、副作用を抑えて効果を高める治療法もすすめられています。

使用する投薬によっては自覚症状のあるもの・ないもの、それぞれの副作用があるので、どのような副作用があるのか担当医に確認しておく必要があるでしょう。

日常生活に関するギモン

抗がん剤で毛髪が抜けてしまった後

抗がん剤治療を受けると、毛髪だけでなく眉毛や鼻毛まで抜けてしまいます。治療後抜けてしまった毛髪やまつ毛は元に戻りますか?また、よいメイクの方法はあるのでしょうか?

治療を終えると徐々に発毛が進みます

治療が終わると、少しずつ発毛が始まります。4~6ヶ月程度で眉毛・まつ毛が生えそろい、1年ほどで毛髪も整えられるくらいにまで伸びるようです。しかし、いずれも個人差があります。

女性の場合はメイクの仕方にも変化をつけた方が良いそうです。眉毛を描くときは、目頭の真上か少し内側から描いたり、まつ毛の代わりにアイシャドーを使ったりすることで、明るい印象を与えられるでしょう。

抗がん剤治療で徐々にふさぎ込んでしまった心のケアのためにも、変化を感じることはすごく大事なことです。メイクが大変なときは、サングラスやマスクを着用すると良いでしょう。

治療費に関するギモン

経済的に苦しい場合について

治療を継続するにあたって、やはり高額な治療費を捻出することは大きくのし掛かってくる問題です。もしも経済的に苦しい場合、治療を諦めるしかないのでしょうか?

社会保障制度を

まずは自身がどの健康保険に加入しているのかを確認する必要があるでしょう。社会保障制度には、医療費が高額になった場合に「高額医療費」の給付を受けられる制度があります。

このとき、年齢や所得に応じて変わりますが、支払った医療費の自己負担限度額を超えた部分については、申請により支給されるケースがあるのです。

このように社会制度も、患者と家族をしっかりとサポートする体制が整っています。ご自身だけで悩まずに社会制度の利用も検討してみることで、ゆとりある治療を受けられるでしょう。

『がん患者の「知りたい」がわかる本』まとめ

がんの診断を受けて、これまでの生活とは一変した治療生活を過ごす方もいるでしょう。先が分からない不安ほど怖いものはありません。『がん患者の「知りたい」がわかる本』は、そんな不透明な部分を拭い去ってくれる書籍です。

がん治療はある程度の期間を要します。書籍を通してこのような情報を取り入れることで、体力にも負担をかけずに、がんを理解することへのきっかけとなるでしょう。