抗がん剤治療に必要な期間

抗がん剤の投与

現在抗がん剤を使用したがん治療は、外来通院で行なわれることが多いです。内服薬によって行なわれる抗がん剤治療は、投与スケジュール組み行なわれるため、そのスケジュールに沿って抗がん剤を服用する必要があるのです。

白血球の減少と休養期間

抗がん剤の種類によって、抗がん剤を投与するためのスケジュールが変化します。ちなみに、抗がん剤を使用すると、白血球が減少するとされていることをご存知でしょうか。白血球が体内から減ると、病原菌への耐性が弱くなるのです。

そのことから、白血球が減少することによって、副作用を伴うようになります。白血球は人の体を守る役割を持っており、細菌やウィルスをブロックする役割を担っているのです。

もし白血球が体内から減少すると、体は外部からの影響を受けやすくなってしまいます。普段であれば、ちょっと体に菌が侵入してきたとしても何ともありません。ところが、白血球が減少していると、ちょっとしたことで風邪をひくなどの症状が現れます。また、ケガにも弱い体になってしまうのです。

今まで軽い擦り傷程度ならたいしたことがなかったとしても、抗がん剤を使っている状態であれば、ウィルスが感染しやすくなり、軽いケガをしただけでも、体調を崩しやすくなります。

減少した白血球がずっと減った状態であると体に良くありません。しかし、増えすぎてもあまり良くないとされています。白血球は元々粘着性を持っている物質であるため、血中に増えすぎると血流が悪くなってしまうのです。

血流が悪くなると、体にはあまりプラスになることがありません、ですから程良い量でキープすることが必要になります。程よい量を確保するためにも、抗がん剤治療を受けた後は、ある程度の休養期間が必要となるのです。この休養期間内で白血球の数を通常通りにまで戻し、体調が良くなればまた抗がん剤が投与できるようになるのです。

白血球の減少というデメリットがあることから、基本的に連続した抗がん剤の投与は良くないとされています。抗がん剤を一気にたくさん投与したほうが、効果も高いと考える人もいますが、それは逆に体を悪くするのでやってはいけません。

抗がん剤には1種類だけでなく、様々な種類があります。現在では、100種類を超えているとされています。抗がん剤治療をする際には、より効果を高めるために、複数の薬を組み合わせて使うこともあります。組み合わせるパターンは、かなり多くあるので、患者に合った組み合わせを探して使用されます。

抗がん剤投与のサイクル

抗がん剤治療では、3~4週間でワンセットとして数えられます。そして、この3~4週間で1クールと呼ばれています。まず、最初に抗がん剤を投与します。それから、また1週間経った時に、また抗がん剤を投与するのです。そして次の3週目は休養にあてられます。ここまでの流れで1クールが終了です。

今度は2クール目に突入します。2クール目も、1クール目と同じ内容で抗がん剤の投与をしていき、患者の体調に異常がなければ服用を続けていくのです。

全部で何クール行なわれるかという期間については、がんの状態や患者の体力を見た上で決められることなので個人差が出てきます。ですから、短い期間の人もいれば、長い期間闘病生活を強いられる人もいるのです。がんを初期段階で発見できている人であれば、抗がん剤投与の期間も短くて済むことでしょう。

病気は、いかに早く見つけるのかが重要なことといえます。発見が早ければ早いほど病気も治しやすくなるのです。ですから、世の中では病気の早期発見をしようと、医学書を読む人や病気に関する情報をネットで探す人が存在します。また、病気に詳しい専門家などを呼び、テレビ番組を作成することも少なくありません。

病気ごとにある症状を細かく紹介して、注意を呼びかけるテレビ番組を見たことがある人も多いことでしょう。病気は決して他人事ではない、身近にあるリスクなのです。特に日本ではがんが恐れられています。現在でも抗がん剤治療でがんを確実に直せる保証がありません。というのも、同じ薬を何回も使うと、耐性ができてしまうため、そのうち効果も薄くなってくるからです。

ですから、効果が薄くなってきてしまった場合は、また違う種類の抗がん剤を服用して対処します。また違う種類の抗がん剤を使い始めた場合は、1クール目から始まります。がんに対して効果が発揮されるまで、ずっとこの流れが続くため、ある程度体力も必要です。体力があれば、長い薬物投与生活でも耐えることが出ることでしょう。

ちなみに抗がん剤は、計画通り決められた通りに投与することで、最大限の効果が発揮されます。ですから、できるだけ延期することや摂取量を減らすことはしないようにしましょう。自分の生存期間をより長くするためにも、計画した通りに抗がん剤治療ができるのがベストです。

抗がん剤による副作用

抗がん剤を用いた方法でがんが増えるのを抑えることができるだけでなく、成長を遅らせることができます。しかし、患者の体に強い副作用が出ることがあれば、一時的に抗がん剤治療を休止することがあります。

人の体質によっては、副作用が強く出ることがあるため、副作用を抑えるために工夫をしなければいけません。そのために考案されたのが、副作用を抑える薬です。基本的には、薬の量を調整するなどして様子を見ますが、それでもダメな場合は、副作用を抑える薬を使用して抗がん剤治療を続行します。

がん治療では、薬を使った治療が長い期間行うことが大切です。そのことから、休止している期間が長過ぎるのは問題視されるのです。がんは大きくなるに連れて、成長スピードが早くなっていきます。もし延命しか手が残されていない患者であれば、抗がん剤治療を計画した通りに行わなければ、寿命が短くなってしまうのです。

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