アガリクス

抗がん剤の副作用を抑える作用があるアガリクスとは。アガリクスの効果効能について紹介します。

アガリクスとは?

アガリクスのイラストアガリクスは和名でヒメマツタケと呼ばれるキノコです。βグルカン、エルゴステロール、ピログルタミン酸、アミノ酸といった有効成分が含まれており、健康維持のための優れた健康食品として注目されています。

アガリクスを古くから食してきたブラジルのピエダーテ地方の人々からは、その長寿の秘密としてアガリクスを「神のきのこ」「太陽のきのこ」と呼んでいます。

アガリクスの効果・効能

健康に良いと言われているアガリクスには、抗がん効果があるとも言われています。アガリクスががん細胞に良いと言われるのには、次の作用が関係しています。

免疫細胞の活性化

アガリクスには体の免疫力を高める効果があります。生アガリクスから抽出したエキスを使ったマウスの実験があります。それによると、生アガリクスを投与したがん細胞移植のマウスは、投与していないマウスに比べてがん細胞の増殖が抑えられ、がん組織が小さくなったり消失したりしたという研究結果の報告がありました。

さらに研究を進めると、アガリクスのエキス成分はがん細胞を直接的に死滅させるのではなく、アガリクスがマウスの体の免疫力を高め、それによってがんの増殖が抑えられたことが分かりました。そのため、アガリクスを摂取することは、免疫細胞を活性化させ、がん細胞の発育の抑制につながるといわれています。

がん細胞の増殖を抑える

アガリクスに含まれているβグルカンという成分は、グルコースを主成分とする多糖体です。この多糖体をがん細胞を移植したマウスに2週間投与した実験では、がんの増殖が抑えられた結果が得られています。さらにがんが増殖する際にできる新しい血管の形成も抑制されており、がん細胞は栄養を十分に吸収できず増殖ができなくなったそうです。

抗がん剤の治療効果を向上する

アガリクスには抗がん剤や放射線治療による免疫力低下や細網内皮系機能低下を防止する作用があります。細網内皮系機能は体がもともと持っている防御機能で、古い赤血球や病原菌を食べて消化してしまう機能のことです。

アガリクスの抽出液と抗がん剤を一緒にマウスに投与した実験結果では、抗がん剤を単独で使うよりも抗がん剤の効果を向上させることに成功したという報告があります。

がんの治療を行うと免疫力などが低下してしまいますが、アガリクスを抗がん剤と併用することで免疫力の低下を抑制し、副作用を低減してくれます。

アガリクスのデメリット

様々な効果が期待されるアガリクスですが、摂りすぎると賦活作用を有するサイトカインの産生を短時間で増強してしまうデメリットがあります。

サイトカインの増強が、悪性リンパ腫やリンパ性白血病などのリンパ球系の悪性腫瘍に悪影響を与える危険性があるので注意が必要です。

【特集】抗がん剤の副作用を軽減する注目の成分とは?>>