メシマコブの効果とその作用

抗がん作用に効果があるとされているメシマコブですが、実際のところはどういった効果効能があるのでしょうか。このページでは、メシマコブの効果効能はもちろん、成分や副作用についてまとめてみました。

がんの症状を未然に防いでおきたい方、治療後の転移や再発を防ぎたい方はぜひ参考にしてください。

メシマコブとはどのような成分?

メシマコブのイラストきのこ類には抗がん作用があることは広く知られていますが、そのなかでもメシマコブは多様体やポリフェノール、たんぱく質、糖質、酵素といった成分が含有されているのが特徴です。

それらの成分は、韓国の兪益束博士らが行ったマウスを使った実験で人間の体に備わっている免疫機能を活性化させる働きを持っているという結果が発表されています。

また、メシマコブにはビタミンBやビタミンD、ミネラル類といった食物繊維の量が豊富。韓国ではメシマコブを使って優れた治療成績が報告されており、がんの転移を防ぎ抑える効果に期待できるとされている成分なのです。

メシマコブの効果・効能とその作用

韓国で実施されたマウスを使った研究で、がんの転移や抑制をしてくれると発表があったメシマコブですが、メシマコブそのものががん細胞に直接働きかけてくれるわけではありません。

メシマコブは免疫細胞を活性化させる働きがあり、がん細胞やウィルスに感染してしまった細胞を攻撃しやすくするきのこから抽出された成分。免疫細胞やTリンパ球、Bリンパ球を活性化させ、がんを抑制したり転移を防いでくれたりする作用ががんの縮小や転移防止に役立ちます。

免疫細胞を活性化させてくれるメシマコブは、がんを治したいと考えている方だけでなく、がんや病気を予防し健康を維持したいと考えている方にもおすすめです。

免疫力向上効果

メシマコブには免疫力を向上させる働きを持っているのが最大の特徴。免疫機能と関わりが深いNK細胞やマクロファージを活性化させ、免疫細胞にがん細胞を攻撃させるはたらきをします。免疫細胞を活性化し体内に入ってきた異物をすぐに攻撃してくれるため、がん予防につながるといえるでしょう。

抗がん剤による副作用軽減作用

抗がん剤を使うと吐き気や嘔吐、食欲の低下、下痢といった副作用を発症してしまう人が多くいます。そんなつらい症状を軽減したいと考えている人にも「メシマコブ」はおすすめです。

しかし、メシマコブによる抗ガン作用の研究は歴史が浅いため、具体的にどんな症状に悩んでいる人にも効果があるとは一概にはいえません。また、副作用軽減の実験ではマウスを使用した臨床実験がほとんど。ですがメシマコブは「食品」なので副作用の心配がなく、摂取しても体に害はないので、一度摂取してみるのをおすすめします。

アレルギー症状緩和作用

メシマコブにはアレルギー症状を緩和する効果があるともいわれています。メシマコブからアレルギーの原因となる体内のIgE(アレルゲンに対して働く抗体)を抑えてくれる効果やアレルギー反応や症状の原因となるヒスタミンを離してくれるからです。この効果は韓国で行った研究でエビテンスが出されています。

さらに、メシマコブは免疫システムを正常に働かせる効果もあるので、病気を改善するには服用して損はないでしょう。

糖尿病予防効果

メシマコブにはプロテオグリカンが含まれているのも特徴です。免疫系の異常により、体内から入ってきた異物を排除しようと過剰に反応してしまい正常な細胞や組織までも傷つけてしまうのを防いでくれます。

また、糖尿病特有の手足のしびれや痛み、こむら返りなどの症状を和らげるアールドース還元酵素作用も持っているため、糖尿病合併症の予防に役立つという研究結果も出ています。がん予防と一緒に糖尿病も予防したいと考えている人にピッタリの成分です。

抗がん効果

中国で行ったメシマコブの発がん予防実験の報告では、メシマコブを与えたマウスにがん細胞を移植した場合、メシマコブを与えていないマウスの生存率より大きく改善されることが分かりました。

そのため、私たちも免疫を活発にしてくれるベータグルカンが豊富に含まれているメシマコブを日頃から摂取しておけば、体の免疫機能が改善されてがん予防に繋がるのです。がんの発症を未然に防いでおきたい、治療後の転移や再発を防ぎたい人にも有効な成分だといえます。

メシマコブに副作用はある?

メシマコブを摂取して副作用が起こるという報告は2017年12月現在までありません。中国は20年以上も医療現場でメシマコブを利用していますが、副作用の報告はほとんどないようです。だたし、大量に摂取してしまった場合、下痢や嘔吐を起こしてしまうケースも。摂取量はしっかりと守るようにしましょう。

抗がん剤と一緒に併用することで特に大きな問題は報告されていません。むしろ抗がん剤の副作用を少なくしてくれる効果があるので、抗がん剤の副作用に悩まされている人は医師と相談したうえで試してみるのも良いかもしれません。

免疫増進作用を持つメシマコブですが、副作用として報告されているのが、大量摂取時の嘔吐や下痢です。また、メシマコブエキスに対してアレルギーがあり、アナフィラキシーを生じたケースも報告されています[1]。

メシマコブは、韓国ではすでに薬用として使われていたり、漢方などでも活用されていたりするメシマコブ。きちんと用法・用量を守っていれば副作用の心配はそれほどありません。ただし、アレルギーがある場合もありますので、メシマコブを摂取し始めて体調の異変を感じたら、すぐに使用を中止して、医師に相談しましょう。

[1]

出典: 「健康食品」の安全性・有効性情報『メシマコブ』(2018年5月1日確認)

メシマコブの抗がん剤に対する効果

入院患者に対して、抗がん効果が期待される健康食品の一つとして知られるメシマコブですが、実際に抗がん剤治療に対する効果はどのようなものがあるのでしょうか。メシマコブに関する文献調査を行った結果を報告する論文では、メシマコブを肝臓がんで肺転移がある患者に対してメシマコブを1ヶ月使用。その結果半年後に腫瘍の縮小が確認されたことが報告されていた研究例や、前立腺ガン患者で改善例が見られた事例などが報告されています。

メシマコブは肝臓がんの患者に放射線と併用したところ前頭骨転移と肝障害が改善したという報告3),前立腺がんの患者に使用したところ劇的な改善がみられたという報告4)と肝臓がんで肺転移のある患者がメシマコブを使用したところ腫瘍が小さくなったという報告5)の 3 件であった.その内容は,肝臓がん患者への放射線との併用の報告では,メシマコブの有効性が明確ではなかった.また,前立腺がん患者への投与の報告はホルモン療法や放射線療法で進行を抑制できなかった症例にメシマコブを投与した結果,腫瘍マーカーの正常化とともに画像所見や痛みなどの自覚症状の改善がみられたという一例報告であった.また,肝臓がんの肺転移のある患者の報告は 1 カ月間メシマコブを使用した結果,6 カ月後に腫瘍の縮小がみられたという一例報告であった.

出典: (PDF) 「入院患者における抗がん効果を期待した健康食品の有効性についての文献調査」医療薬学,35(6),2009[PDF]

ただ、メシマコブに関する人を対象とした研究事例はまだまだ少なく、抗がん剤副作用の改善に対する効果に関するはっきりとエビデンスを示している文献はほとんどありません。とはいえ、メシマコブは古くから民間薬や和漢薬としてがんに効く薬として活用されてきた健康食品です。今後の研究により、より詳しく抗がん剤に対する効果などもわかってくることが期待されます。

マンネンタケ、カワラタケ、メシマコブなどサルノコシカケ類の一部は古くからガンに効く和漢薬、民間薬として伝承的に使用されている

出典: (PDF) 「<総説>食べ物と健康 : 医食同源の科学」石川県農業短期大学研究報告,31,2002 [PDF]

メシマコブの抗がん剤副作用抑制以外の効果

抗がん剤の副作用抑制以外の効果としてメシマコブには血糖値上昇抑制作用、コレステロール胆石形成作用、抗アレルギー作用などがラットなどの動物を使った研究で明らかになっています。

例えばメシマコブ菌糸体の持つ血糖値の上昇を抑制する作用に関する研究では、糖尿病ラットに対してメシマコブを経口投与したところ、血糖値上昇が優位に抑制したことが報告されています。そのため、メシマコブは糖尿病予防に有効ではないかと考えられています。

メシマコブ菌糸体について, 抗糖尿病作用を評価するための試験を行った。in vitro の試験として, メシマコブ菌糸体熱水抽出エキス (Phellinus linteus extract (PLE)) において, α-グルコシダーゼ阻害活性を測定した。その結果, メシマコブ菌糸体は, 子実体と同様酵素活性を阻害した。in vivo の試験として, 正常ラット, STZ糖尿病ラットによる経口糖負荷試験を行ったところ, PLEの投与により, 血糖値上昇を抑制する傾向が認められ, 正常ラットではショ糖負荷30分後, STZ糖尿病ラットではショ糖負荷60分後の血糖値を有意 (p<0.05) に抑制した。これらの結果から, メシマコブ菌糸体は糖尿病の予防に有効であることが示唆された。

出典: 「ラットにおけるメシマコブ菌糸体の血糖値上昇抑制作用」日本栄養・食糧学会誌,58(4),2005

また、マウスを使った研究では、メシマコブを21日間マウスに食べさせたところ、胆石が作られるのを抑制し、これステロール胆石形成抑制効果は熱水抽出した場合でも有効であることが確認されています。

コレステロールとコール酸を負荷した飼料にメシマコブ菌糸体あるいは子実体を混合して21日間,ICRマウスに摂取させたところ菌糸体および子実体ともに胆石の形成抑制効果を示した.胆嚢中のTC/BAも対照群に比べて菌糸体および子実体摂取群は有意に低い値を示した.飼育期間を延ばすと胆石形成抑制能は悪くなり,35日間の試験では,いずれの群も胆石形成抑制効果を示さなかった.しかし,胆嚢中のTC/BAはメシマコブ菌糸体を摂取することで低下傾向にあり,菌糸体に含まれる量が多いポリフェノールが胆石形成抑制に関する有効成分であることが示唆された.

出典: 「マウスにおけるメシマコブ菌糸体のコレステロール胆石形成抑制作用」日本食品科学工学会誌,53(5),2006

その他、抗がん剤の副作用を軽減する成分はこちら

フコイダン

水溶性食物繊維の一つ、フコイダンにはがん細胞の働きを抑制し、抗がん剤治療による副作用を軽減する作用があると注目されています。免疫力も高めると言われるフコイダン。一体どのような成分なのかを詳しく解説していきましょう。

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アガリクス

抗がんサプリとしての認知度も高いアガリクス。アガリクスには、多糖類の一種であるβグルカンなどが含まれています。抗がん作用のある食品であると同時に、糖尿病や心血管疾患などにも効果がるといわれるアガリクス。詳細を見ていきましょう。

「アガリクス」の詳細はこちら

プロポリス

プロポリスは世界各国で健康食品としてだけでなく、医薬品としても活用されてきた成分です。抗がん剤治療時の副作用を軽減してくれると言われるプロポリス。具体的にはどんな作用があるのでしょうか。早速チェックしてみましょう。

「プロポリス」の詳細はこちら

スクワレン

基礎化粧品などにも使われているスクワランの元となる成分「スクワレン」は抗がん剤治療における副作用を免疫力の向上などから改善する健康食品です。体の隅々まで酸素を補給する作用もあり、様々なシーンで活用出来る食品です。

「スクワレン」の詳細はこちら

 

「抗がん剤の副作用を軽減してくれる成分」とは >>

《参照元サイト一覧》

わかさの秘密

日本メシマコブ・アガリクス研修会

メシマコブの基礎知識

βグルカンの効果と効能

がんのきほん

【PDF】がん補完代替医療ガイドライン第1版

【特集】抗がん剤の副作用を軽減する希少な特許成分
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