フコイダン

抗がん剤治療による副作用を抑える効果がある、「フコイダン」について調べました。

フコイダンとは?

フコイダンのイラストフコイダンは昆布やワカメ(メカブ)、モズクなどの褐藻類に含まれている特有のヌメリ成分です。

水溶性食物繊維の一種であり、科学的には硫酸化フコースを主とする高分子多糖類に分類されます。

硫酸化フコース以外には、マンノースやキシロース、ガラクトース、ウロン酸なども結合しており、フコイダンは主成分がフコースである高分子多糖類の総称となっています。

フコイダンの効果・効能

これまでの研究でフコイダンには体の免疫力を高める作用が分かっており、免疫力アップの栄養成分として注目されています。特にがんの患者さんにとって注目したいのは、「免疫力強化作用」「アポトーシス作用」「新生血管抑制作用」の3つです。

免疫力強化作用

フコイダンは体内の免疫細胞を刺激することで活発化し、生産を促します。それにともなって体の免疫システム全体が活性化します。

アポトーシス作用

人間の体には60兆個の細胞があり、新陳代謝によって古い細胞は死に、入れ替わることで常に60兆個を保つようにできています。正常な細胞は一定期間を過ぎると自ら死を選ぶように遺伝子に組み込まれており、このことを医学用語で「アポトーシス」と呼んでいます。

ところが、がん細胞はほぼ死ぬことなく増え続け、さらに転移を繰り返し体をむしばみます。フコイダンはがん細胞を正常な細胞同様に、自ら死を選ぶように導きます。

新生血管抑制作用

がん細胞は非常にタフな細胞のため自ら血管を作り、栄養豊富な血液を得ようとします。これが患者への大きな負担につながります。フコイダンは新しい血管を作りだす「血管新生」を抑えることで、体への負担を減らします。これによりがん細胞自体の栄養も行き届かなくなり、内部から壊死していきます。

がんは免疫細胞の力ががんに負けることで、がん細胞が進行して発病してしまいます。フコイダンを摂取すると免疫細胞を活性化できるため、がんの進行を抑え予防にも繋がります。がんへの優れた作用により、結果的に抗がん剤の副作用を軽減することができるのです。

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