スクワレン

スクワレンががんに効果があると言われているのはなぜか。また、抗がん剤の副作用を和らげる作用はあるのか、スクワレンの効果効能について紹介します。

スクワレンとは?

スクワレンのイラストスクワレンは深海に住むサメなどの肝油から生成される成分で、不飽和脂肪酸の一種です。深海鮫エキスとも呼ばれ、発見された当初は皮膚への浸透性などに注目が集まり高級化粧品などで利用されることが主でした。しかし今ではその機能性の高さから、外用だけでなくサプリメントなどの内服用にも利用されるようになりました。特に肝臓への効果が高く、摂取することで慢性の肝炎を改善することができると言われています。

スクワレンの効果・効能

スクワレンには別名「酸素の運び屋」と呼ばれるほど、摂取すると体の隅々まで十分な酸素を送ることができます。漁師の間ではスクワレンを摂取すると内臓機能が高まると古くから知られていました。

体の組織を活性化させることで内臓が持っている機能を正常にする効果があり、これによりがん患者にも良い効果をもたらしてくれます。以下にてスクワレンのがんへの効果効能を紹介します。

血管新生の阻害作用がある

スクワレンを生成するサメにはがんが少ないことから、研究者達が研究したところ、スクワレンには抗がん効果があることが分かりました。その1つが血管新生阻害作用です。

がん細胞が増殖をするためには、栄養を十分に吸収するために新しい血管を作る必要があります。ところがスクワレンにはこの血管新生を阻害する作用があり、がん細胞に新しい血管を作らせずに栄養経路を遮断します。いわばがん細胞を兵糧責めにして追い込むのです。これによりがん細胞の増殖を防ぎ、縮小させることができます。

免疫力を高める

スクワレンは肝臓や副腎、リンパ節、骨髄、皮脂などの細胞に多く存在し、摂取することでこれらの免疫を担う細胞が強くなります。Tリンパ球やBリンパ球、マクロファージといった免疫細胞の働きが向上することで体の免疫力が高まり、がん細胞に対して効果を発揮します。

スクワレンの摂取で副作用が報告された例はありませんが、エビデンスなどはまだ基礎研究段階だということを覚えておきましょう。手術を受ける方・受けた方、心臓に持病を抱えている方、妊娠中の方などは摂取を控えた方が安心です。いつも飲んでいるお薬がある方は、担当の医師にスクワレンの併用を相談しましょう。

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