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【がんの種類別】抗がん剤治療の内容とは?

がんの種類別に抗がん剤治療の特徴をまとめました。使用する抗がん剤の種類、効果、副作用について解説します。

代表的な抗がん剤の種類と特徴

現在、がんの治療は手術、化学療法、放射線療法の3大療法が中心となっています。このうち化学療法で主に使われるのが抗がん剤です。抗がん剤はがん細胞の増殖を抑え、全身のがん細胞を攻撃することができます。原発のがんだけでなく転移したがんの破壊にも有効なので、転移予防や血液がんのように広い範囲の治療が必要な場合に行われます。

抗がん剤は単独で治療することもあれば、数種類を組み合わせて治療を行う場合もあり、作用の異なる薬剤を併用した治療もたくさん行われています。近年、抗がん剤の副作用の緩和対策が進歩し、外来通院のみで治療可能な抗がん剤も増えています。

ただし、副作用の症状によっては入院が必要となることもあるため、自宅で抗がん剤を服用する場合は、薬の特性や予想される副作用、対処法についてしっかり確認し、万が一に備えておくことが必要です。

以下の各ページでは、がんの種類別に代表的な抗がん剤の種類、効果、副作用などをまとめていますのでご活用ください。

大腸がん

以前はフルオロウラシルとレボホリナートカルシウムという2種類の薬を組み合わせた5-FU系抗がん剤の治療が主流でしたが、近年はこれにオキサリプラチンやイリノテカンを加えた治療が標準となりつつあります。進行・再発がんにはこの標準治療に分子標的薬のベバシズマブを併用することもあります。

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肺がん

肺がんは、80%以上を占める「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の2つに大別され、それぞれ治療法が異なります。「非小細胞肺がん」は、シスプラチンやカルボプラチンなどのプラチナ製剤に別の抗がん剤を組み合わせた併用療法で、「小細胞肺がん」はイリノテカンとシスプラチン、または、シスプラチンとエトポシドの併用療法が標準治療です。

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胃がん

従来、胃がんは抗がん剤が効きにくいとされていましたが、抗がん剤の進歩により高い効果が得られるようになりました。主な治療法はTS-1(ティーエスワン)を基本にゼローダ、ドセタキセル、ハーセプチンなどを組み合わせた併用療法です。肺がんの抗がん剤はたくさんの種類があり、症状に合わせた様々な組み合わせが検討されます。

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乳がん

乳がんの抗がん剤はほとんどが点滴で、早期がん・手術後・再発・転移それぞれの状態に合わせた治療が行われます。代表的な抗がん剤は、アドリアシン、ファルモルビシンなどのアンスラサイクリン系、植物アルカロイドのタキサン系など。転移が認められる場合はアンスラサイクリン系とタキサン系を併用して治療を行います。

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肝臓がん

肝臓がんの抗がん剤は種類が限られています。主に行われる治療は、シスプラチンの単独治療、または、5FU+シスプラチンの併用です。肝臓以外に転移が認められる場合は分子標的薬のソラフェニブを使った全身療法が行われます。

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白血病

他のがんに比べて抗がん剤が効きやすいのが特徴。現在は抗がん剤の治療により寛解・完治が目指せるようになりました。急性白血病ではシタラビン、イダルビシン、ウノルビシンなどの抗がん剤が使われ、慢性白血病にはインターフェロンや分子標的薬のイマチニブ、ダサチニブが使われます。

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卵巣がん

プラチナ製剤と植物アルカロイドのタキサン系薬剤を使うのが標準。比較的、副作用の少ないカルボプラチンにタキソールを併用したTC療法は卵巣がん治療の第一選択肢として世界的に認められています。

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前立腺がん

前立腺がんは抗がん剤が効かないと言われていた為、ホルモン療法が主流でしたが、植物アルカロイドのドセタキセルの有効性が報告され、進行・再発がんに多く使われるようになりました。通常はステロイド剤と一緒に使います。

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膵臓がん

他のがんに比べて有効な抗がん剤が確立されていませんが、手術後はゲムシタビンによる点滴、TS-1療法などを行うことで再発率の低下が認められています。また、2013年以降はFOLFIRINOX療法やGEM/nabPTX療法など、進行がんに対する抗がん剤の承認が続き、なかには2年以上にわたり延命が見られるケースも出ています。

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